都市銀行の窓口で商品を買うことは無いが、都市銀行株は買う
タイトルの他にもタバコは吸わないけどタバコ会社の株は買う。
お酒もたいして飲まないけど酒造会社の株は買う。
保険はほとんど加入していないけど保険会社の株は買う。
いずれも高配当であり、指標も悪くないため株式は保有しています。
「あれ?その企業のことが好きで、ファンだから株を買っているのでは?」
個別株投資を始める前までは私はそのように思っていました。
投資=応援という側面ももちろんあって、そのように考えがちかもしれませんが、消費者としての好き嫌いと投資家としての評価は異なることがよくある…今ではそう感じます。
例えばですが、私はタバコが好きじゃありませんし、タバコを自分が利用することはありません。しかし、タバコ産業の会社は以下のとおり、投資先としてはとても優秀な特性を持っています。
・寡占、独占に近いビジネスモデル
・景気に左右されにくいキャッシュフロー
・依存性商品ゆえに利益率が高く、値上げ耐性も強い
・高配当
・参入障壁が高い
また、消費者として保険会社の宣伝している商品ラインナップを見ても、これはイマイチだなぁ…ちょっと会社の利益乗せ過ぎだよなぁ…自分は当然買わないし、家族や友人にも勧められない。しかし、投資家として保険会社を各種指標でみるとなかなか優秀で高配当だったりします。
タバコ会社では、
「自分は吸わないし好きではないが、他の人が吸い続けることで配当を受け取る」
保険会社では、
「自分は利益乗せ過ぎと思う商品を、他の人が契約することで利益が生まれる」
このあたりを気にする人はESG投資等に向かうのでしょうか??…逆に「感情と投資は分ける」と考える人は割り切るのでしょうね。
「自分はこの業界だけはどんな理由があろうと投資したくない!」…そういう方針があっても全然問題ないと思います。
結局のところ、「自分は何を許容できるか」「投資に倫理をどこまで持ち込むか」は価値観の問題になりますからね。
私の場合は「感情と投資は分ける」の立場で、ビジネスとして成功している、今後の成長も見込めるとなると自分は利用しない分野の会社でも投資対象になり得ます。自分の消費者目線での好き嫌いで判断すると、投資のポートフォリオが偏るという危惧もあるからです。
以前は喫煙にとても否定的でした(今でもマナーの悪い喫煙者に対しては嫌な気持ちになりますが…)。今はコロナ暴落時にタバコ会社株をかなり買い増したこともあって、本当に一服という感じで穏やかに喫煙をされている方を見かけた時には、
「あ…お客様…ありがとうございます。健康を害さない程度にお楽しみくださいませ。」
・・・なんだか前より少し優しくなれたような気がします。
