投資に運の影響があるのは紛れもない事実
6月4日に①ヤマダホールディングスとエディオンが経営統合で基本合意したという報道がありました。このニュースの影響か…どちらの銘柄も株価が上昇しています。
私がヤマダホールディングスの株を買ったのは10年以上前ですが、その当時は「ヤマダホールディングスにとって商売がたきであるエディオンと統合するなんて夢にも思わなかった。」です。
以前の記事で「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と書いたことがあるように投資に関しては完全な予想など無理で、運の要素を排除することは不可能だと実感します。
このことについては有名な考え方があります。
・ランダムウォーク理論
「株価の変動はランダムで、次の動きは予測できない」
→①の例では経営統合の情報発表前は基本的に誰にも予測できない。
市場参加者が膨大で思惑が複雑、新しい情報が常にランダムに到来、その情報に対する反応もランダム性を帯びる…結果的に株価は予測不能なノイズの塊になる。
投資家にとっての意味:テクニカル分析の未来予測力は限定的、短期の値動きはほぼ運。
・効率的市場仮説
「株価にはすべての情報が瞬時に織り込まれている」
→①の例では経営統合の情報が公開された瞬間に株価へ反映される
市場は効率的で情報がすぐに価格に反映される、真の割安株を見つけて儲けるのは極めて難しい、プロでも市場平均を超えるのは困難。
投資家にとっての意味:ファンダメンタル分析の優位性は限定的、市場平均を上回るのは難しい。
テクニカル分析もファンダメンタル分析もそこまで有用でないと考えるなら、インデックス投資が合理的な選択肢であるのは説得力がありますし、実際にインデックス投資を上回る成績を出すのは難しいと感じます。
他にも数々の仮説や理論があるのですが、短期(数か月~数年)であればあるほど運の影響は大きくなるという見解が一般的なようです。
私も実際に体験したのでそのとおりだと感じます。
短期投資は後から振り返って考えてみると確かになんで勝ったのかわからないのもそうなのですが、負けた理由もいまひとつ頭に入ってこない違和感のようなものがありました。運の要素が高すぎて、再現性がないからと言われれば私にはしっくりきます。
投資成果=実力(資金、銘柄選定、モチベーションの維持等々の総合力)×投資期間+運
投資期間が短ければ短いほど運の要素が格段に強まり、10年を超える長期でやっと20~40%(体感)ほどに弱まっていく…10年を超えてもまだまだ運の要素はついて回る…今回の「ヤマダホールディングスとエディオンが経営統合」の記事を見てそんなことを考えていました。
