「現金はゴミ」…2020年春のコロナ暴落下で励ましてくれた言葉
株式投資家は「この人の発言には注目している」というアナリストや専門家を複数人持っている…他のブログ等を拝見しているとそのような方はいらっしゃるように思います。
私もその一人で日本と日本以外の人でそれぞれ複数人います…彼らの発言を絶対視したり、盲信したりするわけではないですが、警告や忠告として頭の片隅に置くようにしています。
「現金はゴミ」
世界最大のヘッジファンドであるブリッジウォーター・アソシエイツの創設者であるレイ・ダリオ氏の話は示唆に富む内容が多く、バロンズ(日本語要約版)やその他の媒体で情報を追いかけていましたが、上記の発言を私が初めて知ったのはコロナ禍のはじまりである2020年春でした。
世界的な低金利、中央銀行の大規模な金融緩和、大量のマネー供給、債務膨張が組み合わさっている当時の状況では、現金のまま寝かせておくくらいなら、分散投資された実物資産や株式などを持つ方がまだ良いという意味で上記発言をしたようです。(その後2023年になるとFRBの急速な利上げで短期金利が上昇したため、ジョン・メイナード・ケインズの「情報が変われば、意見は変わる」を引用し、「もう現金はゴミとは思わない」としています。)
同じ時期にもう1人、以前から興味深い視点を与えてくれる、私が注目していた日本人アナリストの方がいます。その方が相場が悲観極まる2020年春の状況下で以下のようにおっしゃっていました。
「株式に投資妙味あり」
(当時の)日経平均株価のPBRは0.9を下回っている(ちなみに2026年5月26日終値では1.87)。この水準はリーマン・ショック、欧州債務危機、そして今回のコロナショックぐらいである。投資家にとって恐怖心との戦いになるが、長期目線で買ってみるのもおもしろい…このような主張をされていました。
この時の私はコロナ禍の暴落をモロに受けて日本株もアメリカ株もひどい評価損になっており、自分は長期投資の才能もないのではないか…と、疑心暗鬼になりかけていました。
しかし、自分自身が設定した買いたい銘柄の買い値下限をさらに下回る株価をつけている銘柄が多数にのぼり、業種も幅広く分散となっていたため、買い向かうことを決意しました。その決意時に上記2人の言葉には本当に勇気づけられました。
「暴落は行き過ぎると言われるが今回も同様だと思う。いくらなんでもこの株価は安すぎる。」
買う直前、ひとつだけ、これだけは絶対曲げてはいけないと心に決めていたことは、「これは私の意思決定であり、うまくいかなかった場合の責任はすべて私にある」と言い聞かせていました。
結果的にはうまくいきましたが、うまくいかない未来もあり得たように思えます。
不確実だからこそのリターンではあるのですが…株式投資は本当にずっと胆力を試され続けますね。
こういう暴落時に参考意見を求める拠り所確保のためにも、日頃から自分自身が納得できる凄腕投資家や評価の高いアナリストの提供する情報に接しておくことは重要かと思います。
