「なぜ、あなたはインデックス投資信託に投資していないのですか?」(人から)
事情を知るごく少数の人からこのような質問をされたことがあります。今でこそ私もオールカントリー(以下オルカン)やS&P500等のインデックス投資信託にもいくらか投資していますが、これらに投資し始めたのはコロナショックあたりからで現在も投資のメインではありません。それにはちゃんと理由があります。
「株式投資を始めた頃(2010年代前半)に優良なインデックス投資信託はなく、投資信託のほとんどがゴミだったからです。」
この件に関しては、尊敬する山崎元さん(残念ながら2024年1月にお亡くなりになられました…)がはっきりおっしゃっておられたことが正解だと考えています(山崎元 投資信託 ゴミで検索するとあの名言が出てくると思います)。
私が株式投資を開始した当時の投資信託はそれはそれはもうひどくて…購入手数料と管理手数料でどれだけ運用会社が持っていくんだ?という状況(合計して5%超えの手数料…)でしたよ。購入手数料がかからないノーロードが新たに販売されるというだけで「すごい投資信託が現れた!」…こんな有り様でした。私は投資信託については購入手数料0円は当たり前、管理手数料0.2%超えで黄色信号、0.3%超えでアウトという条件を設定していますが、当時はこんな条件を設定して検索したら検索結果画面にほぼ何も表示されなかったんじゃないでしょうか…。
悪しき環境が変わりだしたのはおそらく2014年の旧NISA制度の開始あたりからだったような…。リスク分散のために投資信託にも投資したいけど、あまりにロクな商品がないと多くの人が気づき出した影響なのか?金融庁の2016年「顧客本位の業務運営に関する原則」の公表あたりでやっと顧客の最善利益の追求に舵を切ったような状況でしたね。調べてみたところ、たわらノーロードの発売が2015年12月、emaxis slimは2017年2月でした。そんな環境でしたので、自身の投資方針の検討段階で投資信託は話にならないと早々に見切りをつけて、選択肢から排除していました。
むしろ、私はオルカンやS&P500のことはぼったくりが横行していた投資信託ではなく、どちらもバンガードのVTやVOO=外国ETF投資として認識していました。バンガード、ブラックロック、ステート・ストリートは素晴らしいETFを提供していましたが、当時の米国株取引は固定手数料(5~10ドルぐらいだったかと思います)が取引する都度に必ず発生し、1回の取引で1,000~2,000ドル以上買わないと手数料負けしそうなことと、ドル円相場の変動の影響が初心者には難易度が高いと感じたため、外国ETFの直接投資は見送っていました。
現在はどちらも環境が改善されたため、外国ETFや投資信託も持っていますが、私が株式投資を開始した当時はメインに据えるには厳しい環境(特に投資信託は…)だったように思います。
オルカンとS&P500(emaxis slimシリーズ等)は楽ですし、良い商品と私も考えていますが、+αがあった方がなお良いとも思っています。 その点については次回にしたいと思います。
