金≒時間 真実に触れた時、叛逆のFIRE物語が産声を上げる
FIREへの決意をした日以降、最初に行ったのはFIREに向けた行動を開始するための方針を立てることでした。
「たいしたスキルもない一介の労働者が具体的にどのような行動をすれば労働から真に解き放たれるのか?」
…そもそも労働とは何か?
今まで一般的な知識しかない労働について真剣に考えるようになりました。
その答えに近づくためにまず初めに行ったことは、過去の著名な経済学者(アダム・スミス、デヴィッド・リカード、カール・マルクス、ジョン・メイナード・ケインズ等)の解説本や経済的に成功した実業家(ロバート・キヨサキ等)が書いた書籍を買って読んだり、既に経済的自由を達成し、早期退職やセミリタイヤされた方のブログ等を調べたりすることでした。
そこには、生々しい資本主義のリアルが語られており、私がなんとなく持っていた労働に対する価値観「労働は国民の義務であり社会から期待される役割を担うもの、定年までどこかの会社で従事すべきもの、労働は尊いもの、働かざる者食うべからず…等々」を根本から見直す契機となりました。
そこに記載されていたことは私の人生を大きく変えるほど、非常に衝撃的でスリリングな内容でした。私が印象に残っているのは以下の点です。
- 資本は労働によらず、それ自体でお金を生み出すことができる。
- お金を生み出す資本を持つと時間を取り戻すことができる。(数億規模になると資本から得られる所得により完全に労働から解放される時間を得る)
- 労働者にとっての労働は自分の時間を雇用主に売ってお金に変えることであり、年齢を重ねると気力体力が衰えるため限界がある。多くの労働者は働かないと無収入になる。
- 労働者は賃金以上の働きをしてもそれに対するお金を得られない。搾取は事実であるが、その反面、賃金に見合っていない働きでも安定して賃金を得られる。
- 労働者である限り真の意味での自己実現は極めて困難である。現在労働者であっても、資本家としての行動(投資等)も同時にとらないとお金のために労働をし続けることになる。
- ある程度の規模の資本家(経営者)にとっての労働は生活のためという側面よりは指揮権を伴う影響力の行使や創造行為を求めての行動であることが多く、労働者の労働とは質が異なる。多くは収入が発生する資本を持つため働かなくても無収入にはならない。
- 資本主義は資本を持つ者に有利に設計されている。これらの構造は一般的に語られにくく、理解されないことが多いので、あえて積極的に語る必要もない。
現在ではYoutubeの投資系動画等で普通に語られており、特に珍しくもなんともなくなった内容ですが、これらの事実を当時初めて書籍やブログ等で知った時は資本主義のパンドラの箱を開けてしまったような感覚がありました。そして、驚愕しながらも以下の通り、自身の今後の指針を得ることができました。
「一刻も早くお金を働かせて時間を取り戻すための投資等を確実に行わなければならない。それができなければずっと労働に時間を奪われたままだ。」
とても吹っ切れた気持ちになったのと同時に、リスクも引き受ける覚悟が決まった瞬間でもありました。
「さあここから!今日から始めるんだ!(私の労働への叛逆を!)」
以降については、以前の記事「始めなきゃ始まらない」に繋がっていきます。
その後、投資を開始してしばらく時間が経ってから、トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本」が発行されて、だんだんと脚光を浴びるようになっていきました。
資本収益率が経済成長率を上回るr>gという分析で、資本を持つ人ほど富が増えやすく、労働所得だけでは追いつきにくい構造を広く世界に知らしめました。
「以前に読んだあの書籍やブログに書いてあったことはやはり真実だ!」
指針はもう折れることのない確信に変わっていきました。
